私の心の狭さが伝わりすぎるタイトルで恥ずかしいですが、
同時に「日本に住む外国籍パートナーの親族との距離感に戸惑う話」はあるあるじゃないかな、とも思うのです。
タイトル見て「スニーカーくらいいいじゃん!」と思える心の広い方は全く読む必要ないけど、「(大きな声じゃ言えないけどちょっと共感するわ)」って方の一助になれば嬉しいです。
事件から一年以上を経て、私もやっと「悪いことしたな」と思う一方で、
義弟は国に帰り結婚しちゃったし、ごめんねを伝える機会もないだろうし・・。
彼の中で私はずっと感じの悪い義姉かもしれないなぁ。
夫は四人兄弟で、弟①が一年日本に留学してたことがあるんですね。
来日して間もない頃に夫が例のスニーカーを買ってあげるわけですが、そこで私がキレた訳です。
①私のクレジットカードだった
当時夫はリボ払いで手数料がえげつなく取られるクレカを使ってたのでカード払いの時は私のカードを使わせてたんです。
プレゼント買っていいけど自分の使えよと思ってしまった。
※就職したばかりの頃は限られた給料で生活していかなければならないから(手数料激ヤバだけど)月々の支払いを二万程度に抑えられるのはすごく良かったみたい。これはこれで納得です。
②なぜ一万?って思った
うちの財布事情を明かす様でちょっと恥ずかしいですが、私は自分の靴を五千円以内、安ければ安いほど素晴らしい(笑)って感じで調達してます。ちなみに、夫の靴なら多少高くてもいいよ!!大黒柱だからね!!っと思って購入してます。
だから自分が軽んじられてる気がしてしまった。
③夫が弟①に対して優しすぎない??!!
夫は結婚前に結構な額の奨学金を背負いながら生活してたんですけど、
でも弟①に頼まれたという理由で、自分でお金貯めて買った良いパソコンをぽーんとあげちゃったりしてるのを見てたので、パソコンの次は靴??!!と思ってしまった。
今思うとしょうもないやきもちだったのかなぁ。
あと当時は第二子を妊娠してるのに毎週自宅に泊まりに来る弟君①に「ケッ」と思ってたのもあります。
これが妹だったらもっと寛容になれたと思うけど、赤の他人の異性が週一単位で家に泊まっていくってものすごいストレスです。
※パートナー方の異性の親類が日本で近所にいらっしゃる方、間違いなく日本の親戚づきあいよりは結構な頻度で顔を合わせると思うので、ストレスに感じてたらパートナーとけんかしてでも伝えたほうが良いと私は思います。
当時は「あんた来たところでスマホ見てるだけじゃん!!日本語話す気もないなら寮に帰れ!!」と、結構キツイことを思っていました。
自分に余裕がなかったこともありますよね、今なら子供二人になったけど
また違う気持ちで接することが出来ると思います。
そんな感じで、夫には義弟関連でキレてたんですけど、
夫の昔話をよく聞かせてもらううちに、
あーーー私ちょっとこれはダメだったかも、、と思い直すことが増えてきました。
夫は小さいときに家が燃えたり、親御さんが交通事故に遭ったり、結構困難を乗り越えてきてて、
私がぬくぬくと過ごしてきた人生とは全く違う時間軸だよなと思うんですよね。
火垂るの墓的環境を過ごしてきて、やっとそんなに不自由もない生活を送れる様になった夫と、幼少期から今に至るまでそこまでの困難を経験したことがない私と。
バックグランド違いすぎますよね?
スニーカーの件でキレてた私は、火垂るの墓でお兄ちゃんが節子の結婚のお祝いに
買ってあげた上等なアクセサリーに対してケチをつけてた様な感じかなーと今になって思います。
※実際、節子は亡くなってるけど、あくまでも例えです。
余談ですが、火垂るの墓はベトナムでもよく知られてるみたいですよ。
実際、周りのベトナム人の方を見てても、親御さんや兄弟に対して思いやり深い人たちが多いです。
ご両親にお金送ってあげてるって話も聞くし、
帰省の際には引っ越しかって勢いでお土産たくさん買っていくし、
日本に留学してる兄弟の学費をサポートしてあげてる子の話も聞いたことあります。
夫も私の家族を大事に思ってくれて、実家に遊びに行くときは気を遣って差し入れ持っていってくれるし、それはとてもありがたいですね。
話を元に戻すと、
「日本に住む外国籍パートナーの親族との距離感に戸惑う」人は、
パートナーとその親族が、国にいるときの思い出話を聞いてみたらどうかなって思います。
そうすると、イライラやモヤモヤがもっと温かみを持った感情に変わるかも。
ちなみに、夫は義弟①に、小さいときちょっと大きなけがを
させてしまったことがあるんだそう。
だから彼のお願いはついつい聞いちゃうんだーなんてことを言ってました。